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料金

預託料 月額13万円
入厩料 20万円
会員費 月額2万円
入会金 20万円
乗馬クラブに馬を預けるのはとてもお金がかかります。馬を預かりお金をいただく乗馬クラブ側としてはいったいどうしてこんなにお金がかかるのか、きちんと説明しなくてはなりません。
エサ代
馬が毎日食べているご飯は大きく3つにわけられます。チモシーやバミューダといった乾草類、麦やふすま配合飼料も含めた穀類、そして栄養補助系サプリメントです。
まず、このうち最も大きな割合を占めるのが乾草類です。なぜ草が?と思いますが実は単純に与える量が多い、そして単価が高いんです。馬は乾草をいくらでも食べます。与えれば一日中でも食べていられます。食べ放題にすればそれこそ100,000円くらい食べられます。そして極端な話、乾草はいくら食べても害がありません。繊維質ばかりなので食べ過ぎてお腹を痛くすることもありません。食べているエサを量で比較するとほとんどが乾草になります。
そんな大量消費する乾草なのに単価は決して安くありません。なぜなら現在、北海道以外の国内で使われている乾草のほとんどが海外からの輸入品です。なぜこんなにかさばる乾草わざわざ輸入するのか?実は国内で生産していないからです。北海道では地域内で使う乾草をロールにして作っていますが、実際のとことは同じ面積を使うなら乾草よりも野菜を作った方が収入につながるんです。北海道の畑は土壌改良が進んでいるため、どこでも簡単に育つ牧草ではなく品質に差が出易い野菜を作った方が割がいいんですね。
こういった理由でひと月の乾草代はそれこそ与え方次第では青天井です。うちではなるべく多く与えてやりたいのですが、だいたい1頭ひと月20,000~25,000円になります。
麦、ふすま、配合ペレット、大豆、などは乾草だけでは足りない栄養を大量に含んでいます。少量でもエネルギーやたんぱく質といった運動で消費され補給しなければならない栄養を効率的に与えられます。しかし穀類のような高カロリー飼料(濃厚飼料)は少量で十分な栄養を摂取できるので、逆に馬にとっては満腹にならない食事です。また濃厚飼料の過給は馬の体が酸性化しさまざまな不調を引き起こします。穀類は何をどれくらい与えるかによって変動しますがだいたい1頭ひと月5000円くらいになります。
栄養補助系サプリメントはミネラル系やプロテイン系、蹄や関節・腱のためのものなど新しい物がたくさん出ていますが、非常に高額です。体への負荷が大きい競走馬やバリバリの競技馬、怪我や病気の治療が必要な馬たちに対してはピンポイントで効果的に使えるので便利ですが、やはり高額ですしうちの馬たちは今のところ必要ないので与えておりません。



設備費
あたりまえの話ですが、乗馬クラブを作るためには、大きな土地と大きなお金が必要です。乗馬クラブは馬房と馬場だけがあればいいわけではありません。クラブハウスや放牧用のパドック、馬具置き場、道具置き場、エサ置き場やオガクズ置き場、そして欲を言えば丸馬場や逍遥馬道などなどキリがありません。そういった設備や土地など必要なものを全部ひっくるめて例えば1億円かかったとします。それを20年で償却するとしても1年間で5,000,000円にもなります。厩舎に12頭の馬がいれば、ひと月あたり1頭の馬に35,000円ずつかかります。これはクラブの規模や設備、馬の頭数などにより変わりますがだいたいこれくらいの金額に収まると思います。
人件費
馬をきちんと管理するためにはスタッフが必要です。スタッフの一番大きな仕事は馬の運動です。運動不足により馬は体調不良を引き起こしてしまうので馬の健康のための運動は毎日必要です。乗り運動や調馬索、放牧やウォーキングマシンなど馬の健康を管理するために様々な工夫をして馬を運動させます。馬の運動のためにスタッフを雇うか、ウォーキングマシンを導入するか、放牧地を作るか、それぞれのクラブの立地や経営方針により変わりますが、どれを選んでも馬の運動を確保するための費用を節約することはできません。
諸経費
これ以外にも厩舎の水道光熱費、施設の修繕や、馬具・道具の買い替え、新しい設備への投資費用も必要となります。投資無くして成長なし、馬やお客様に満足していただくためには壊れた物や古くなった物をそのままにしておくわけにはいきません。新築の厩舎が年月とともに風格を纏った味を出すか、ただただ老朽化していくか、欠かすことのできない大切な費用です。
お客様からいただいた預託料や会費はこういった費用に使わせていただいております。






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